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【着物の防寒対策・3つの首を温める】元着付け講師おすすめのアイテム紹介

こんにちは、アラカン女未婚プロのマダムKです。

今回は、和装の際の防寒の工夫について綴ります。

⇒その工夫とは、3つの首を温めることです。

ケープとロング手袋

 

 

書いているのは元着付け講師

私は以前、呉服関係の仕事をしていました。

でもその仕事に就いた当時は一人で着付けなどできませんでしたし、最後に着物を着たのは成人式というありさまでした。

呉服関係の仕事をすることが決まってから着付けを習い始めましたが、比較的短期間できれいに着られるようになり、講師の資格も取得しました。

当時は、毎日のように着物を着ていました。

当然ですが仕事なので、着物は寒いから着たくないなどという理屈は通用しません。

必要に迫られいろいろな防寒対策を試した結果、自分なりに納得のいく方法が見つかり、以降はその方法を実践しています。

私が実践している、3つの首を温める工夫をシェアします。

 

和装で冷えるのは3つの首

夏場に着物で外出するのは汗との闘いで大変ですが、冬場の外出も寒さとの闘いです。

なんとか快適に外出できるように、着物好きな方は工夫を凝らしていることと思います。

和装の際に特に寒さを感じるのは、首、手首、足首の3箇所

私が一番冷えを感じるのがうなじ部分で、ここが冷えると肩が凝ってしまいとても辛いです。

また着物は袖口が広いので、防寒対策をしないと手先から腕の方まで冷たくなってしまいます

そして足首が冷えると足先が冷たくなってしまい、歩きにくくなります

でもこの3箇所をしっかりと防寒するようになってからは、体全体が温かくなり、着物での冬場の外出の辛さが軽減されました。

 

和洋兼用アイテムで3つの首を温める

私は着物専用でなくても問題ないものは、和洋兼用のものを使うようにしています。

和洋兼用にこだわるのは、ものを増やしたくないから。

もちろん、3つの首を温めるアイテムも、和洋兼用のものにこだわっています。

 

和装時のバッグも和洋兼用のものを愛用しています。

ロエベのアマソナは、和洋兼用バッグの名品です。

 

またミニマムシンプルライフを実践中で、和装関連の収納もミニマムにしています。

 

首を温かくする方法

一般的な和装コートは首元がカバーされないものが多く、首を温めるには別途ストールなどが必要になります。

でもコートにストールを合わせる方法だと、外出先で脱ぎ着する場合に不便なことがあります。

 

ケープ・マントが便利

そんな時に便利なのが、首元までカバーしてくれるケープタイプのコート

ケープは生地を贅沢に使用しているものが多く、きれいなドレープが出るのが特徴。

そしてそのドレープ部分に空気の層ができるため、とても暖かいのです。

またデザイン的に和洋兼用で使えるものが多く、選択の幅が広いのも魅力です。

選ぶ際に注意したいポイントが、フード

着物にはフードなしの方が合うので、フードなしかフードが取り外せるタイプを選ぶと良いでしょう。

 

愛用ケープ

私が愛用しているケープは、黒のカシミヤでファーのトリミングがポイントになっているもの。

着物用ではありませんが、着物にも合い着心地も良く重宝しています。

があるので、首元がとても温かいです。

カシミヤなので、着物のクオリティとも調和がとれます。

ケープを広げた状態

 

ケープのメリット

以前はケープの良さを知りませんでしたが、実際に着てみて2点のメリットを感じています。

 

着物にも洋服にも合う

ケープは生地の分量が多くお太鼓を潰す心配がないので、着物コートとして優秀です。

ケープと着物のコーディネート

 

さっと羽織れるので、外出先での脱いだり着たりが楽ちんです。

ケープと洋服のコーディネート

 

窮屈さがない

ケープは肩から腕にかけての窮屈さがなく、腕が動かしやすいのも大きなメリット。

もこもこセーターや肩パット入りのジャケットを着ても、着ぶくれすることなく、肩周りにゆとりがあります。

 

流行に関係なく長く着られる

例えば定番中の定番コートのトレンチでも、襟の形や全体的なシルエットなどに微妙にトレンド感が表れます。

そのため、長く着られると思って購入しても、なんとなく着なくなってしまうこともあります。

でもケープやマントにはトレンド感が現れにくいため、流行を気にせずに長く愛用できます。

 

おすすめのケープ ハヤシグチ日本製カシミヤ100%ケープ 

和洋兼用で使えて出番が多くなるケープやマントは、上質なものを手に入れて大切に長く着たいもの。

こちらのケープは、上質なカシミヤ素材

信頼の日本製で、熟練の技術で丁寧に縫製されています。

また最高品質サガファーが贅沢に使用されていて、高級感があります。

たっぷり使われた生地が生み出すきれいなドレープの効果で、後ろ姿も美しく決まります

和洋どちらにも合わせやすい、モカブラウンブラックの2色展開。

カシミヤフォックスの高級感が、着物姿をワンランクアップさせてくれます。

安いものではありませんが、着物用と洋服用で2着のコート買をうことを考えれば、コスパは良いと思います。

 

 

和装コートの格について

厳密に言うと、襟の形など和装コートには格があります。

でも格が重要視されるシーンでは、コートは脱ぐものです。

というわけで、個人的にはそれ程気にする必要はないと考えています。

 

手首を温かくする方法

洋装の時は手首周りが洋服でガードされているので、通常の長さの手袋でも問題ありません。

でも着物は袖口が大きく開いているため、手首から腕の付け根までが風にさらされてしまいます。

そのため、通常の長さの手袋では寒さをしのげません

また肌着で防寒する方法もありますが、チラ見えが気になります。

 

ロングタイプの手袋を活用

和装時に手首を温めるには、 ロングタイプの手袋が最適。

ニットタイプよりも革製のものの方が、風を通しにくいため温かいです。

 

愛用ロング手袋

私が愛用しているのは、エトープカラーの本革製のもの。

ファーが付いていますし内側に温かい素材が使われているため、暖かいです。

気に入って愛用していますが、若干後悔しているのは長さです。

もう少し長ければ、より暖かかったのにと思います。

ロング手袋全体像

左手にロング手袋をはめた状態

 

おすすめのロング手袋 HEYDHSDCレディース手袋

こちらは50cmのロング手袋で、肘まで温められます

色は10種類で、ライトベージュグレーが和装にも合わせやすいと思います。

3D立体裁断で指にフィットし、快適に着用できます。

 

 

足首を温かくする方法

洋服の時はロングブーツを履いたり、パンツの下にレギンスを重ねたりなど、寒さ対策の方法はいろいろあるのでそれ程苦労はしません。

でも着物の場合は難しく、なかなか良い方法が見つかりませんでした。

通常の足袋と足袋カバーを重ね履きしたり、裏起毛の足袋を試してみたこともありますが、防寒効果は高くありませんでした。

 

厚手タイツが効果的

足首の寒さ対策に一番効果的だったのは、足袋の下に厚手のタイツを履くことでした。

肌の色に近いものを選べば、見えても違和感がありません

重ね履きとして真っ先に思い浮かぶのはレギンスだと思いますが、レギンスだとつま先の防寒ができないため、私はタイツを重ね履きしています。

緩めのタイツを選べば、親指と人差し指の間に押し込んでその上に足袋を履いても違和感がありません

着圧タイプを選んでしまうと、指の間に押し込むのが難しく指先が痛くなるため、注意が必要です。

また着圧タイプはトイレの際にも苦労するので、避けた方が良いです。

 

愛用タイツ

ATSUGIアスティーを愛用しています。

デニール数が分かりませんがかなり厚手で、とても暖かいです。

このタイツなしで冬場に着物で外出することは考えられないという位、必需品になっています。

ATSUGIのアスティークのベージュ系タイツ

 

おすすめの厚手タイツ アツギCOMFORT180デニールタイツ

現在販売中で私の愛用品に近いのが、こちらのタイツ。

なんと180デニール

とても暖かそうなので、次はこちらを購入しようと考えています。

足袋タイツという専用商品もありますが、洋服用のタイツでも問題を感じたことはありません。

着物を着る回数が少ないから専用の足袋タイツを購入するのはちょっとという場合は、

ぜひこちらを試してみてください

厚手タイツのベージュ系は店頭ではほとんど見かけないので、ネット購入が便利です。

 

口コミ・評判

温かくて毛玉が出来にくいのはとても良い

このくらいの生地の方が温かくて良いと思います。これ以上厚くなると上に穿くズボンに影響が出てきます。これで充分温かいですね。毛玉が出来にくいのも最高です。

アマゾンより

 

 

ロングヘアの和装時のまとめ髪にお悩みの方は、こちらをご覧ください。

 

まとめ

今回ご紹介した和装時の防寒対策アイテムは、和洋兼用で使えるものばかり

ものを増やしたくない方には、ピッタリの防寒方法です。

寒い季節でも着物を楽しみたいという方のお役に立てば、うれしいです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。